操作感の向上

基本ネタですが、メニューを開くときの速度の向上とウィンドウのアニメーション効果をなくす方法です。
(Tweak UI や窓の手などを使っても変更可能です)
(Windows 95・Windows 98・Windows NT 共通)

メニュー速度の向上
メニュー 5.94KB gif 16色 メニュー速度とは、たとえばスタートメニューを開いていくときに 矢印 839Byte gif 白黒 にカーソルをもっていったときに右に「にゅっ」と開くまでの速度です。
デフォルト状態では、操作にあまり慣れていないことを前提にしているのか、 いささか遅すぎるように感じられます。
そこで、このメニュー速度を好みに合わせて変更します。

作業
  1. レジストリエディタ(※)を呼びます。
  2. HKEY_CURRENT_USER→Control Panel→Desktop とキーをたどっていきます。
  3. MenuShowDelay という文字列があればその文字列をダブルクリックして編集可能状態にするか、 右クリック→「編集」を選択し編集可能状態にします。
  4. もし存在しなければ作成してください。(失敗しても安全です)
    「Desktop」キーの色を反転させた状態で右クリックし、 「新規作成」から「文字列(regedt32.exe=REG_SZ)」という「値」を作成し、名前を「MenuShowDelay」にします。
  5. 設定する数値は低ければ低いほどメニュー速度は速くなります。好みに合わせて調整します。
  6. (注意)一部の雑誌ではいきなりここの数値を「『0』にしよう」などと書いていますが、 速ければ速いほどいいというわけではありません。 速すぎるとかえって作業効率が悪くなります。 (「130」前後がおすすめ)

アニメーション効果をなくす
ウィンドウの大きさを変えたり最小化したりするとき、 デフォルト状態ではアニメーション効果があるために、 引き込まれるように小さくなったり、 湧き出るように大きくなったりします。(へたな表現(^^;;; )
これがすごく遅く感じるんですよね。
そこで、アニメーション効果をやめてしまいましょう。
何のことかいまいち分からない場合もやってみると一目瞭然です。一度やってみましょうよ。

作業
  1. レジストリエディタ(※)を呼びます。
  2. HKEY_CURRENT_USER→Control Panel→Desktop→WindowMetrics とキーをたどっていきます。
  3. MinAnimate という文字列があれば編集可能状態にして、数値を「0」にします。(デフォルト状態では「1」)
  4. もし存在しなければ作成してください。(失敗しても安全です)
    「WindowMetrics」キーの色を反転させた状態で右クリックし、 「新規作成」から「文字列(regedt32.exeでは“REG_SZ”と表記)」を作成し、名前を「MinAnimate」にします。 値の数値は「0」です。

※レジストリエディタの場所
Windows 95 (98)=X:WINDOWS\Regedit.exe
Windows NT=X:Winnt\Regedit.exe
または、X:WINNT\System32\regedt32.exe
! Windows NT でのレジストリ操作についての注意事項
一般ユーザー程度の権限でログオンしてもレジストリ情報の書き換えはできません。(設定次第)
Administrator をはじめとした高級権限でログオンして操作してください。

これらの操作を一発操作でしていただけるように、 ここで紹介した部分だけのサンプルレジストリデータを用意しました。
サンプルデータの概要
MenuShowDelay=120
MinAnimate=0
サンプルレジストリデータ・ダウンロード(154 Byte)

通常ダブルクリックすることで結合しますが、 右クリックから「編集」を選択し内容を確認した上で結合させてください。
なお、デフォルト状態に戻すときは上の記述を参考に値を戻してください。
MenuShowDelay=400
MinAnimate=1

今回の作業はレジストリを変更しますが、 この項目の変更は安全ですので安心して実行していただけます。
しかし仮に、本件の実行によってゆゆしき事態に陥ったと主張されてもサポートはできません。
実行の全てはあなたの判断と責任でお願いします。
万全の体制で挑むなら、予めレジストリデータのバックアップをとってください。 (レジストリエディタのヘルプ参照)
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