実践・NT 導入 |
マシン | IBM 互換機(PC-98 NX シリーズ) ・ NEC PC-98 シリーズ・ほか |
CPU | Intel 486(25MHz)以上 |
メモリー | 16MB 以上 |
ハードディスク空き容量 | システムファイルを格納する領域に 165MB 以上 |
ディスク装置 | 3.5インチ FDD と CD-ROM ドライブ |
その他 | マウス |
セットアップディスクが破損しても再生させることができます。
- 3枚のフォーマット済みのフロッピーディスクと、 Windows NT「Disc1」CD-ROM を用意します。
- コマンドプロンプトまたは「ファイル名を指定して実行」から、 「X:\I386\winnt32.exe /ox」と入力します。
- 最初に挿入を求められるディスクが「セットアップディスク#3」となります。 指示通り、「セットアップディスク#2」「セットアップブートディスク」の順で作成されます。
SCSI アダプターに接続される機器が、 MO などセットアップ時に特に必要ない機器だけの場合は、 Windows NT のセットアップ完了後に、SCSI ドライバーをインストールできます。
SCSI ドライバーを追加する場合は、 「コントロールパネル」の「SCSIアダプタ」→「ドライバ(タブ)」→「追加(ボタン)」から追加します。
FAT | FAT 16 でフォーマットされます |
NTFS | NT File System でフォーマットされます |
NTFS変換※ | NTFS に変換。FAT 16 の領域を NTFS に変換するときに選択 |
現在の FS をそのまま使用 | フォーマットせずに現在の FS をそのまま使う |
- 未使用のハードディスクを使用する場合は、「必ずフォーマットしなければならない」旨のメッセージが表示され、 ファイルシステムに関する選択肢も、FAT か NTFS でフォーマットする項目のみが表示されます。
- Windows 95 や Windows 98 から Windows NT の領域にアクセスする必要がない場合は NTFS にするのがいいと思います。 というよりも、Windows NT の領域には Windows 95 や Windows 98 からアクセスしないでいいようなデータ配置をすべきです。 具体的には、下を参考にしてください。
Windows NT をインストールする領域のファイルシステムを NTFS にした場合でも、 メールボックスや辞書は他の Windows 系オペレーティングシステムと Windows NT との間で同じものを共用します。 また本来個別にインストールしていた Lhasa など、 大がかりなインストール作業を必要としないソフトウェアは、 特にインストール作業をしなくても使えますので1つのファイルを共用します。
これらの共用するデータは FAT の領域に共用データ用のディレクトリ(フォルダ)を作成してここに置きます。 その後、メーラーや日本語入力システム(ATOK や IME 98 など)の設定で、 データを置いた場所を設定します。Outlook Express で、すでにメールデータの保存場所を設定してしまっている場合(Outlook を一度でも起動させている場合)は、 レジストリを直接編集して設定変更します。
HKEY_CURRENT_USER → Software → Microsoft → Outlook Express とキーをたどります。 このキー内にある Store Root という文字列に移動先のディレクトリ(フォルダ)をフルパスで設定します。
- Windows 95 OSR2 や Windows 98 をお使いの方で FAT32 でフォーマットされている方は、 少なくとも、C 領域は FAT 16 にしてください。
Windows NT 4.0 は FAT32 をサポートしてないために、C 領域が FAT 32 だと起動しません。 互換性がないと承知でも、FAT 32 を使いたい場合は、 C 領域に FAT 16 で最小の領域設定し、C 領域は専ら起動専用の領域にします。 そして、D 領域以降の領域を FAT 32 や NTFS にして Windows 95 OSR2 や Windows 98 また、Windows NT をインストールします。
- FAT 16 のファイルシステムを使うときは、 Windows 95 や Windows 98 から Windows NT をインストールした領域を最適化すれば Windows NT にデフラグツールがなくても最適化できます。
しかし、Windows NT のデフラグツールは、相栄電器のページからダウンロード可能です。
- FAT 16 と NTFS だけのファイルシステムを使う場合は、 ドライブ文字とボリュームラベルを OS ごとに一致させることができます。
- 何らかの理由で NTFS を FAT 16 に戻すには、Windows NT の「ディスクアドミニストレーター」を使って FAT でフォーマットします。 ただし、Windows NT がインストールされている領域をフォーマットすることはできません。 また、Windows NT がインストールされている領域を含む区画の変更(パーティションの再設定)もできません。 Windows 95 や Windows 98 と同様に、オペレーティングシステムの「自殺行為」はできないためです。
このような場合は、Windows NT のセットアップから FAT 16 でフォーマットします。 (FAT でフォーマットが完了できた段階でセットアップを中断してもよい。) また、削除したい NTFS 領域にインストールされている Windows NT とは別に、 領域再設定用の Windows NT を一時的に FAT 領域にインストールするのもひとつの方法です。 ただし、インストールに20分程度かかることや、 その領域再設定用の Windows NT がインストールされている領域は変更できないことには注意が必要です。
いずれの方法を採ったにせよ、FAT 16 に戻れば、あるいは領域の設定を解放した(領域の未設定状態)のなら、 Windows NT の「ディスクアドミニストレーター」の他、Windows 95 や Windows 98 の MS-DOS プロンプト(FDISK)でも簡単に変更や設定が可能です。
更新のタイミング例Windows NT をインストールして間もないうちは、 システム修復ディスクに修復情報が入りきりますが、 アプリケーション等をインストールしていくうちにレジストリが肥大化していきますので、 修復情報がシステム修復ディスクに入りきらなくなります。 この場合、「システム修復ディスクがいっぱいなので構成ファイルはハードディスクに保存した」旨のメッセージが出て、 修復情報はハードディスクに保存されます。
Service Pack や Internet Explorer 、Peer Web Services 、Option Pack 、Visual studio (C++ 等)などをインストールしたあと。